第零章
「Amadeus Advent」
Prologue to Aporia
「――さぁ、それは私には分からないよ。私に分かるのは、今進んでいる道が《正しいと思っている自分がいる》事だけだよ」 ~Fragment of Amber~
「――それは私が与えるべき答えではないよ、アリス。それは君自身の力で見つけるべきものだ。例え私にどのような意図があって君を創ったとしても、自分の生きた時間に意味を与えるのは、誰でもない、君自身だ」 ~Fragment of Freud~
「そう、私は、世界に平和を取り戻すという責任を背負わなければならない。だが、果てしなくそれは重かった」 ~Fragment of Cecil~
「世界は、人が思う程、美しくないんだ。だからこそ、≪美しい世界≫という博士の嘘は、いつか残酷な形で剥がれ落ちる事になる。美しさだけでは、世界は上手く回らないから」
~Fragment of Lily~
「――私はね、博士。ただ普通で在りたかった。博士の居る世界に混ざりたかった、それだけなんだ」
~Fragment of Alice~
本作「Amadeus Advent」はProject Aporiaの本編第一章「Aporia Authority」をもっと楽しんでもらうべく、第一章を先駆けて物語の原点をノベル音楽CDで表現した作品です。
ノベル音楽CDとは?
・各章ごとに創られた音楽を聴きながら、
該当する小説の章を同時に読んで臨場感
ある物語を提供する作品です。
作品概要
ジャンル:ノベル音楽CD
サイズ:B5
ページ数:28ページ(表紙、裏表紙4ページ)